SOKUYAKUウェルネスビューティーコラム

肌質「敏感肌」とは

「敏感肌」とは

敏感肌という分類は化粧品にピリピリ感や痒み、あるいは皮膚が赤くなるとか軽度の肌トラブルを起こしやすい肌状態だと言えます。
肌トラブルの起こしやすさの度合いにより敏感肌~やや敏感肌~普通肌と分ける場合が一般的だと思われます。
敏感肌では肌の表面がカサカサした乾性肌と同様の状態になっている場合も多くみられます。
ただ敏感肌は本来もっている肌の性質というより、スキンケアが適切に選ばれていないことによる保湿機能の低下や、肌トラブルを完治できずに長引いている状態も多く見られます。
この場合、本来肌は健康なのに一時的に敏感肌状態になっており、それで敏感肌だと思っている人も多いのです。
そのような状態は自称敏感肌と呼ばれています。
いずれにしても、正しい保湿ケアをすることにより肌トラブルの発生を防ぐことで、角層のバリヤー機能を回復させて敏感肌状態を抜け出るケースも多く聞かれます。

敏感肌の肌モデル図

敏感肌のスキンケアで気をつけることは?

角層のバリヤー構造が弱く、炎症反応にも敏感に応答しやすい肌状態ですので、とにかく過度の摩擦や洗浄作用の強いケアを避けることと、 角層のバリヤー構造を強化するためにエモリエント効果の高いアイテムを必ず取り入れることです。
使用して肌にピリピリ感じたり、使用後の肌が赤くなる製品は使用しないことです。
これは決してアルコールが入っていなければ大丈夫というものではないので、使いたい製品については、まず腕で試し使いをすることです。
現在の化粧品の安全性レベルは高くなっています。敏感肌の場合はさまざまな原料に対して刺激性の可能性がありますので、 特定の原料だけを気にし過ぎることは、あまり意味がないのです。
製品が安全性を訴求している製品ならほぼ使えるレベルにあるものと考えられます。
敏感肌の場合、炎症が慢性化していたり、潜在的に炎症が潜んでいたりする場合があります。
あまりにも炎症が収まらなかったり、炎症が治ったり発症したりを繰り返している場合には、皮膚科医に正しい診断と治療をしてもらうことが必要です。

脂性肌のアドバイスポイント

・過度の摩擦を与えない
・適切な油分補給をして正しい保湿ケアをする
・健全な角層形成を促すトリートメントをする
・炎症が治りにくくたびたび繰り返す時は、皮膚科医の正しい診断と治療が必要

【引用著書】

プロのためのスキンケアアドバイスの基本:第2章 P102-103
※当コラムはフレグランスジャーナル社/岡部美代治 (著)から特別に許可を頂き、加筆・修正した記事を掲載しています。
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